自分を大切にするって、どういうこと?

2026.08.20

「自分を大切にしましょう」

きっと一度は、誰かに言われたことがある言葉だと思います。
でも、ふと考えてみると、
「自分を大切にするって、実際にはどういうことなんだろう?」
そんな疑問を感じることはありませんか?

好きなものを買うこと。
好きなことをすること。
ゆっくり休むこと。
嫌なことを無理に続けないこと。

もちろん、どれも自分を大切にするために必要なことです。
でも、それだけではありません。
私は、自分を大切にするということは、
「自分の内側で起きていることを、無視しないこと」
だと考えています。

本当は、どう感じている?

たとえば、
「本当は嫌だった」
「本当は怖かった」
「本当は寂しかった」
「本当は助けてほしかった」
そんな気持ちが出てきたとき。

あなたは、その感情をちゃんと感じていますか?

それとも、
「こんなことで傷つく自分は弱い」
「もっと頑張らなきゃ」
「みんな我慢している」
「これくらい我慢しなきゃ」
と、自分の気持ちを押し込めていないでしょうか。

自分を後回しにしてしまう理由
強いストレスや緊張が長く続くと、脳は「危険から自分を守ること」を優先するようになります。

その結果、
「嫌われないようにする」
「怒らせないようにする」
「失敗しないようにする」
「相手を優先する」
「迷惑をかけないようにする」
といった行動が、自分を守るための習慣として身についていくことがあります。

だから、
「自分を大切にしたいのに、いつも自分を後回しにしてしまう」
ということが起こる。

それは、あなたが弱いからではありません。
もしかすると、それはこれまでのあなたが、
生きていくために身につけてきた「守り方」
なのかもしれません。

いきなり変わらなくてもいい
だから、無理に自分を変えなくても大丈夫です。

まずは、小さなところから始めてみてください。
「私は今、どう感じている?」
そうやって、自分に問いかけてみる。

嬉しい。
悲しい。
怖い。
寂しい。
腹が立つ。
疲れた。
本当は嫌だ。

どんな感情でも構いません。
大切なのは、
その感情を否定せずに、まず聴いてあげること。

「そんなことで怒るな」
「もっと前向きにならなきゃ」
「気にしすぎ」
と評価する前に、
「そう感じているんだね」
と、自分の気持ちを受け止めてあげる。
それだけでも、自分との関係は少しずつ変わっていきます。

「ちゃんとする」より「本当はどうしたい?」

誰かの期待に応える前に。
誰かの機嫌を気にする前に。
「ちゃんとしなきゃ」と頑張る前に。
一度、自分に聞いてみてください。

「本当は、どうしたい?」
すぐに答えが出なくても大丈夫です。

「わからない」
それも、立派な答えです。

長い間、自分の気持ちを後回しにしてきた人ほど、自分が何を望んでいるのか分からなくなることがあります。
だからこそ、焦らなくていい。
少しずつ、自分の声を聴く練習をしていけばいいのです。

生きづらさをなくすために、別の誰かになる必要はない
生きづらさを感じていると、
「もっと強くならなきゃ」
「ポジティブにならなきゃ」
「自信を持たなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
と思ってしまうかもしれません。

でも、本当に必要なのは、
今の自分を否定して、別の誰かになることではないのかもしれません。

むしろ、
これまで置き去りにしてきた自分を、
少しずつ迎えにいくこと。

「本当は悲しかったんだね」
「怖かったんだね」
「ずっと頑張ってきたんだね」
そうやって、自分の内側にいる自分と、もう一度つながっていく。
それが、
「自分を大切にする」ということなのだと思います。

もし今、
「自分の気持ちが分からない」
「いつも人を優先してしまう」
「頑張っているのに、なぜか苦しい」
そんな感覚があるのなら、
まずは今日一度だけ、
自分に問いかけてみてください。

「私は今、本当はどう感じている?」

答えを急がなくて大丈夫。
その小さな声に気づいてあげることから、
自分を大切にすることは始まります。

あま世では、目の前にある症状や問題だけを見るのではなく、
「なぜ、今の自分はこんなにも苦しいのだろう?」
という、その人の内側にある声にも目を向けていきます。

心と身体は、切り離されたものではありません。
心の状態は、身体にも影響します。
だからこそ、身体を整えることと同時に、
自分の心の声に耳を傾けることも大切です。
あなたが、あなた自身を置き去りにしないために。

「自分を大切にする」ということを、もう一度、一緒に考えてみませんか。

あま世
— 苦しみのない世界へ —

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